SARAH、総額3.7億円の資金調達、累計調達額11.5億円に。食のビッグデータ収集と販売で成長中。

グルメコミュニティサービス「SARAH」及び外食ビッグデータサービス「FoodDataBank」を運営する株式会社SARAH(本社:埼玉県東松山市、代表取締役 髙橋洋太、以下SARAH)は、第三者割当増資と商工中金からの借入を含め、総額3億7千万円の資金調達を実施したことをお知らせいたします。これまでの累計調達額は約11.5億円になります。

既存投資家であるSocial Entrepreneur3投資事業有限責任組合 PE&HR株式会社に加え、味の素株式会社、埼玉りそな創業応援投資事業有限責任組合 無限責任組合員 PE&HR株式会社、スカイライトコンサルティング株式会社、株式会社アクト、バルクリーズ株式会社、インターウォーズ株式会社、RFA digital brains株式会社、株式会社ブライダルインプロジェクトの8社と個人投資家を新規引受先としております。今回調達した資金はtoCサービス(SARAH、もぐナビ、クスパ)の開発体制強化、マーケティングやFoodDataBankの開発・販売体制強化に活用する予定です。


■日本最大級の食品口コミサイトを運営する株式会社Eat Smartの完全子会社化
今後、FoodDataBankをはじめとした、SARAHが運営する各種サービスとの連携を強化します。株式会社Eat Smartが保有する、日本最大級の食品口コミサイトもぐナビを筆頭に中食・内食のデータの強みを、SARAHが持つ食品開発やマーケティングに活用できるデータの力を掛け合わせ、日本国内の食品・飲食企業様のさらなる付加価値提供に努めます。

SARAHは、グルメコミュニティサービス「SARAH」や、外⾷ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」(以下FDB)をリリースしてまいりました。SARAHはメニュー投稿数が100万件(2023年1月現在)を突破し、FoodDataBankの利用者数は去年比で180%を記録しております。


■SARAHの目指す世界や想いについて
近年、個人の食へのニーズは急速に多様化し、様々なニーズが存在します。
このような変化は消費者ニーズの把握を困難にしており、食をつくるところから、探し、食べるところまで、プロセス全体に変化が求められています。

他方、食は健康・環境・飢餓・貧困など多くの社会課題を生み出しております。個人のニーズを満たすだけでなく、持続的なよりよい社会をつくる取り組みが求められています。
SARAHは「よりよい食との出会いをつくり、365日の景色をあざやかにする。」というパーパスを掲げ、個人と社会の両方の課題を解決する食をよりよい食と定義しております。

我々はつくられるところから、食べられるところまでのプロセスを変え、よりよい食との出会いをつくることで、365日の景色をあざやかにします。


■SARAH採用情報
マネジメント、プロダクトマネージャーやエンジニアなど、様々なポジションでの募集をしています。詳細はこちらをご覧ください。

SARAH 採用情報
https://www.notion.so/sarah30/SARAH-97caa9e30b1941cfbacc35558d1af86a#445beaab79f245d8b32db5cc69544e60


■今回の資金調達の概要

新規投資家
・味の素株式会社
・埼玉りそな創業応援投資事業有限責任組合 無限責任組合員 PE&HR株式会社
・スカイライトコンサルティング株式会社
・株式会社アクト
・バルクリーズ株式会社
・インターウォーズ株式会社
・RFA digital brains株式会社
・株式会社ブライダル・イン・プロジェクト

既存投資家
・Social Entrepreneur3投資事業有限責任組合 PE&HR株式会社


■投資家等からのコメント
・味の素株式会社 取締役 代表執行役副社長 (Chief Innovation Officer(CIO)、研究開発統括) 白神 浩 様
味の素は「食と健康の課題解決企業」を掲げ、食に関わる一連の行動の中で、新たなおいしさや楽しさの発見、健康や栄養を軸として一人ひとりに寄り添ったフード&ウェルネスサービスの共創を目指しています。SARAH社が提供するサービスは、メニュー単位の食のトレンドや生活者一人ひとりに即したおいしさや嗜好を可視化することができ、当社が目指す方向性と高い親和性があることから、今回の資本業務提携に至りました。SARAH社の食事投稿やデータサービス領域でのノウハウや経験と、当社の食やヘルスケア領域での知見やネットワーク等を相互活用することで、生活者に新たな価値を提供していきたいと考えています。

株式会社商工組合中央金庫 東京支店 調査役 伊藤 禎規 様
商工中金は経営者や実際にサービスを利用する大手メーカー等へのヒアリングを通じた事業性評価を行いました。SARAH様のサービスが、食品業界全般におけるデジタルトランスフォーメーション推進に貢献するものと考えております。今回はSARAH様の成長戦略をファイナンス面でお手伝いすることができ、非常に嬉しく思います。「よりよい食との出会いをくつくり、365日の景色をあざやかにする。」というパーパス実現に向けて、更なるご発展をお祈りいたします。


・PE&HR株式会社 代表取締役 山本 亮二郎 様
SARAHには2018年12月に初回投資をし、昨年末に埼玉りそな創業応援ファンドとSocialEntrepreneur3ファンドで7千万円追加投資し、累計で1.6億円になりました。

お洒落なレストランを紹介する従来のグルメアプリとは違い、一皿一皿の食事そのものを投稿する「SARAH」の事業モデルを聞いた瞬間に、構想の大きさとデータの価値を理解しました。その後、M&Aによる効果も加味すると、投稿数は数百万件以上に増加しています。また、データ解析の具体的プロダクト「FoodDataBank」が姿を表すと、名だたる食品メーカー、コンビニ、外食チェーンが新商品開発やトレンド分析を目的にご利用を開始しました。

一方、食に関する専門領域に特化し、かつ蓄積された膨大な投稿データを、それを活用する法人の多様かつ高度なニーズを理解して提供する、事業モデル全体の難易度は極めて高く、故に世界に類例はなく、その進化に完成はありません。今後の更なる発展を心からお祈り致します。


・スカイライトコンサルティング株式会社 代表取締役 羽物 俊樹 様
「食」というのは、人間の持つ基本的欲求の一つです。しかしながら「食べること」は単なる欲求の充足にとどまらず、人間の感情や記憶とも深い相互関係があるものです。SARAH社は、おいしい一皿が集まるグルメコミュニティサービス「SARAH」や企業向け外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」などを通じて、「食」の風景を鮮やかにし、「食」に関するビジネスに新しい風を吹き込む可能性に満ちていると考えています。私どもスカイライトコンサルティングも同社の成長に寄与できるよう、ご支援してまいります。


・株式会社アクト 代表取締役社長 小林 智彦 様
日本の「食」はグローバルで考えても非常に魅力的なコンテンツやサービスであり、今後世界で勝つ事の出来る数少ない分野だと考えています。
その中で「SARAH」と「FoodDataBank」による食のデータ分析、データ利活用のプラットフォームとして、とても面白いと感じご支援させて頂く事になりました。

データと今まで培った感覚の両面を併せ持つ事で成功の再現性を高め、日本だけでなく、世界に向けて日本の「食」の素晴らしさを伝えて貰える事を楽しみにしております。


・バルクリーズ株式会社 取締役 佐藤 尚平 様
我が国におけるFoodTech分野での投資額は、同領域先進国と比べると低水準であり、3%未満にとどまります。投資は「将来の消費」であり、積極的な投資を行うことで日本の「食」のデジタル市場競争力を高めることが急務です。
このような市場環境の中、革新的なデータの切り口によって潜在ニーズを顕在化し、新たな価値の創出に成功したSARAH社に強い可能性を感じ、フォローオン出資いたしました。
ローンチ以降、大手小売・食品メーカーを中心にサービスを広げてきたSARAH社は、すでに日本の「食」市場を牽引する存在であると確信しております。バルクリーズは「食のエコシステム」の実現に向けて、SARAH社のビジネスの成長に伴走していきます


・インターウォーズ株式会社 代表取締役社長 吉井 信隆 様
個人の食へのニーズは急速に多様化し、料理・食品はスピーディーな変化を求められています。
当社は「より善いごはんとの出会いをつくる」というビジョンと、
ビッグデータを活用しフードテックの実現を目指す同社の取り組みに共感し、出資させていただきました。
当社が有するインキュベーション事業のナレッジと、幅広いネットワークによる多くの企業との共創の機会を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。


・RFA digital brains株式会社 代表取締役 領家 航 様
この度は素晴らしい機会をいただき、誠にありがとうございます。

弊社が強みとするデジタルマーケティングノウハウをもって、SARAH社のサービスにおける素晴らしいユーザー体験、素晴らしい価値創造に貢献したいと強く望んでおり、とてもワクワクしています。
SARAH社およびSARAH社の既存/新規サービスのブランディング、認知向上だけでなく、SARAH社の得意先となる飲食店や食品メーカー、また食品卸企業を含むあらゆる食に関する企業の商品企画やマーケティング側面において支援することで、更なる発展に向けて貢献して参ります。


・株式会社ブライダル・イン・プロジェクト 代表取締役 山田 希彦 様
きっかけは、髙橋社長より直接コンタクトを頂いたのと、大株主の田中さんが旧知の仲であり、ご縁を感じた事が始まりです。

SARAHさんへの投資判断の理由は主に3つありまして、まず最初にビジネスポテンシャルです。メニュー単位の展開をベースとしていて多様な切り口でサービスを発展していけるため、事業提携の潜在的可能性が大きいと感じた点です。

次に競合優位性です。データが蓄積していく事業のため、サービスの提供価値は連動して上昇すると同時に資産価値という観点からも先行者利益は大きく、参入障壁は必然的に高い事が想定できました。これは、スタートアップの生存条件として、とても大切な要素です。

最後は投資判断を行う上で最も重要なポイントである、経営者の資質です。起業してから8年ぐらい経ってますので、スタートアップとしては決して若い会社ではありませんが、その分、諦めずに会社を継続させていく、粘り強さを持っ経営者だとの印象を受けました。一方で、事業の方向性をピボットする等、柔軟性とバランス感覚にも長けている点に感銘を受け、これからも直面するであろう環境変化や逆境にもフレクシブルかつタフに対応できる経営者であると確信致しました。

この度のご縁、そして新たに株主として迎え入れてくださいました事に、心より感謝申し上げます。髙橋社長率いるSARAHさんの、今後の成長とさらなる発展に期待してます。



■グルメコミュニティサービス「SARAH」概要










2015年にリリースしたレストランの一皿に対する投稿を中心とした、グルメコミュニティサービスです。

レストラン単位ではなく、麻婆豆腐やポテトサラダなどのメニュー単位での投稿や検索が可能です。“渋谷の本当においしいポテトサラダ”や、“福岡のもつ煮込み”といった今までにない、メニューごとという切り口から、ごはんを探すことが可能です。

URL:https://sarah30.com/


■外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」概要









本サービスは、グルメコミュニティサービス「SARAH」内にユーザーから投稿された、累計100万件以上の口コミ外食データをベースとした、外食トレンドを分析できるサービスです。

「全国の飲食店で何が食べられているか」や「おいしいと思われるメニューの傾向」など分析を通し、今まで気づかなかった素材の組み合わせや、世の中のトレンドの傾向を簡単に把握する事が可能になります。 「よりよい食との出会いをつくり、365日の景色をあざやかにする。」という想いを実現するため、データ分析サービスを通して食に関する企業の商品企画/マーケティングを支援いたします。

URL:https://fooddatabank.net/


■株式会社SARAH 会社概要
社名 : 株式会社SARAH
代表取締役 : 髙橋洋太
設立 : 2014年12月1日
資本金 : 10億3,526万円(資本準備金含む)
従業員数:50名(2022年12月時点。業務委託含む)
本社:埼玉県東松山市箭弓町1丁目13-20
東京オフィス : 東京都千代田区神田神保町1-4-6-7F
HP : https://corporate.sarah30.com/

事業内容 :
・グルメコミュニティサービス「SARAH」の企画・開発・運営
SARAH(iOS): https://apps.apple.com/jp/app/id916083595
SARAH(Android): https://play.google.com/store/apps/details?id=com.sarah30.android
SARAH(Web): https://sarah30.com/

・外⾷ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」の企画・開発・運営:
https://fooddatabank.net/
・食と健康の総合ポータルサイト「イートスマート」の企画・開発・運営:
https://www.eatsmart.jp/
・国内最大級の食品クチコミ情報サイト「もぐナビ」の企画・開発・運営:
https://mognavi.jp/
・全国の料理教室情報サイト「クスパ」の企画・開発・運営:
https://cookingschool.jp/