「かき氷」はもう、夏だけの風物詩じゃない?!〜かき氷の今〜「FoodDataBank トレンドレポート」2022年8月号公開

 累計90万件以上のおいしい一皿が集まるグルメコミュニティサービス「SARAH」を運営する、株式会社SARAH(本社:東京・千代田、代表取締役:髙橋洋太)は、「FoodDataBank トレンドレポート2022年8月号」を公開いたしました。今月のテーマは、夏に人気が上昇する「かき氷」です。ユーザーの投稿情報を外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」で分析し、世代別の人気度や注目素材、季節性などの様々な観点から、バラエティ化が進む「かき氷」の今についてお伝えします。

【調査結果・サマリ】
●冬の人気も上昇傾向

 グルメコミュニティサービス「SARAH」内のかき氷に関する投稿推移を見てみると、夏の人気度が年々上昇しているだけでなく、12月〜2月の冬の時期にも人気が上昇傾向にあることがわかります。投稿詳細からも「クリスマス」や「お正月」「バレンタイン」の時期にもかき氷が食べられていることが分かりました。

●40代、50代男性にも人気

  かき氷に関する投稿の全体属性では、女性の人気度が高いながらも男性人気も一定数あることが分かります。年代では20代が多いですが、その他の年代も大きな差はなく人気があることが分かりました。また、性別ごとにかき氷を食べている属性を見ていくと、他の年代と圧倒的な差をつけている20代以下の女性以外にも、40代、50代男性の人気も高く、世代、年代を越えてその人気は拡大しています。

 かき氷を食べる際にどのような要素に注目されているのかを測る注目度比較では、「素材」が最も高く、2番目に「調味料」が注目されていることが分かります。

 最も注目度の高かった「素材」のキーワードチャートマップを見ると、「ピスタチオ」「あんこ」「ベリー」「練乳」といったスイーツに使われる素材が多く出現していました。

 SARAH内の「かき氷」に関する投稿では、まるでケーキのような見た目のかき氷や、生のフルーツをふんだんに使用したかき氷が人気です。

 2番目に注目度の高かった「調味料」のキーワードチャートマップを見ると、「醤油」「スパイス」「白味噌」「カルダモン」といった食事で使われる調味料の出現が見られます。

 SARAH内の投稿では、圧倒的にスイーツ系のかき氷が多いながらも、出汁のかき氷にローストビーフが乗ったかき氷丼や、カレーがかかったかき氷など、お食事系のかき氷の投稿も見られました。

  他にも台湾スイーツの定番「豆花」をかき氷にした「豆花氷」や、バターを糸状に絞った「あんバター」のかき氷など、変わり種のかき氷も少しずつ増加傾向にあります。

 かき氷といえば夏祭りの屋台や海の家、また家のかき氷機で氷を削って食べるイメージが強いという方も多くいらっしゃるかと思います。シンプルな氷に、メロン・いちご・ブルーハワイといった色鮮やかなシロップをかけたものが一般的でした。
 現在では、2015年に台湾で人気のかき氷専門店「ICE MONSTER(アイスモンスター)」が日本に初上陸して以来、様々なかき氷が登場し、人気は未だに増加傾向にあります。今後はかき氷のバラエティ化でさらなる広がりが見込めます。皆さんもぜひ、様々な種類のかき氷にもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

<参考情報>
SARAHの「かき氷の人気口コミランキング」はこちらからご確認いただけます。
URL:https://sarah30.com/%E3%81%8B%E3%81%8D%E6%B0%B7?original_q=%E3%81%8B%E3%81%8D%E6%B0%B7

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【食品メーカーや飲食店の方へ】
外食ビッグデータ分析サービス「FoodDataBank」では、SARAHユーザーの口コミ投稿から、メニューのトレンドや人気の要因の分析が可能です。またFoodDataBankに蓄積されたデータは今後のトレンド予測にも活用していくことができます。 FoodDataBankを活用して新メニュー開発・企画、マーケティングに役立てる事に、興味がある方はお気軽にお問い合わせお待ちしております。

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※投稿データの数値は、検索キーワードを含むレビューが投稿された頻度を月ごとに計算し、グラフ上の最高値を基準として、相対的に表したものです。100 の場合はそのキーワードの投稿頻度が最も高いことを示し、50 の場合は投稿頻度が半分であることを示します。0 の場合はそのキーワードに対する十分なデータがなかったことを示します。

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